溝口駅音楽掲示板
- 「溝口」は登記上は「溝口と書いて“みぞのくち”と読みます」
- 正確には、東急・田園都市線の駅は「溝の口」で、JR東日本の駅は「武蔵溝ノ口」です。
- この両線の乗換で人が行き交う途中に、行政設置の川崎市唯一(?)の「音楽掲示板」があります。
こんな経緯から出来たもので、地域の人が活用しているものです。行政設置ですがこんなものは小活動にとっては有り難いものです。
台はピアノの鍵盤である
設置経緯ですが、
- 高津区内で区役所主導である音楽団体が設けられた。音楽好きの区役所管理職が居たからである。
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その会合が持たれたときに、ある人からこんな発言があった。
- 力の弱い巷の音楽団体や愛好会がある。一生懸命文化を促進している。
- ポスターなど掲示してお知らせしたいが、その場所がない。
- 力がないので、広くお金をかけた広報もできず、良い場所として駅などに無料のものが欲しい。
- 駅に掲示をお願いすれば、1枚で週で1万円などとなり、小さな団体の予算ではとてもまかなえない。
- 行政で無料掲示板を設置できないだろうか。
と言うものである。これは、その人の発想ではなく、その人が「ある会合で人が訴えていたのを覚えていたもの」である。
- 会合に出席していた委員が全員賛成し、区役所が動くこととなった。
- 区役所に音楽好きの管理職が居たことと、丁度「音楽のまち・かわさき」をスタートした直後だったので、タイミングが良く、区役所での余り予算のかき集めが行われ、何とか予算が確保できた。
- 駅広場の管轄は鉄道業者または市である。鉄道業者部分は当然有料である。市の管轄の部分なら無料であり、そこに設置する必要があった。
- ところが、区役所は場所は本庁管轄だから設置できないという。同じ役所内なのだから調整するよう要求が出され、市で調整の結果、今の場所に置けることとなった。
- 文化掲示板にしたいという意見も出されたが「音楽のまち・かわさき」を使わないと通りにくいという区役所意見で音楽専用の掲示板となった。
- 掲示の許可基準や掲示の面倒見は誰がするのかとなった。基準などまともに検討すれば、役所仕事だからこれだけでも結構な文書量になり「気軽にダイナミックに使いたい」という現実にそぐわなくなる。そこで、基準は極めて簡単にして区役所の管轄部署の管理者と担当者の常識判断を主体として掲示許可を出すことにし、区役所管轄で掲示することとした。
- 他の駅にもできると良いね、などとは話していたが市内でこんな結構なものは1個所だろう。