演奏家プロフィール

SUPER DUO
プロファイル
ミハル・カニュカ(チェロ)と伊藤ルミ(ピアノ)によるデュオ。1997年に初共演し、ヨーロッパと日本で活動を続けている。日本では12回のツァーを、海外では2004、2007年にプラハ、ウィーン、ハンブルグ、アムステルダムなどの名ホールの室内楽シリーズ(定期演奏会)に出演し、スタンディング オベーションを受ける等、人気を博している。
4枚のCDと1枚のDVDをヨーロッパと日本からリリースしている。中でも今回演奏される「シューベルト:アルペジョーネソナタ/フンメル:チェロソナタ、ヴァリエーション」(Harmonia Mundiよりリリース)は仏 ル・モンド音楽誌の4つ星を受賞、Czech Radio Serviceとキングレコードから同時リリースされた「ベートーヴェントリプルコンチェルト/ブラームス協奏曲」はチェコラジオ放送局芸術部の5つ星と、いずれも最高評を得ている。

ミハル・カニュカ
Michal Kanka
(チェロ)

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1960年プラハの生まれ。プラハ音楽アカデミーでフッフロ教授のもとで学ぶ間に、ロスアンジェルスのピアティゴルスキー・マスタークラスに参加し、ナヴァラ、ジャンドロン、トルトゥリエの指導を受ける。 1982年にチャイコフスキー国際コンクール入賞、1983年に「プラハの春」国際コンクール優勝、1986年にはミュンヘン国際コンクールに入賞した。その後、チェコ・フィル、バイエルン放送響、ベルリン放送響、リバプール・フィルハーモニーやプラハ放送響といったヨーロッパ一流のオーケストラと共演する。1995年からはブルノ・フィルハーモニーの常任独奏者の位置にあり、2003年からはプラハ放送響の独奏者に指名されている。室内楽奏者としては、プラジャーク弦楽四重奏団の一員でもある。世界中で独奏者と室内楽奏者の両面にわたって舞台に録音にと活躍しているスーパーチェリストである。CDは多くのレコード会社からリリースされ、幾多の最高賞に輝いている。楽器は従来使用していたカルロ アントニオ テストーレ(1741年ミラノ製)にかえて、クリスチャン・ベイヨンがテストーレをモデルにして制作したチェロ(2006年)を愛用している。

伊藤 ルミ
Rumi Itoh
(ピアノ)

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幼少より故東 貞一氏に師事し、18歳でデビューする。以来ソリストとして数多くのリサイタルを開くとともに、故朝比奈 隆氏指揮による大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ多くのオーケストラとの共演で活躍する。1988年にヤナーチェク弦楽四重奏団からヨーロッパ公演に招かれたのを初めとして、同弦楽四重奏団や、その第一ヴァイオリニストのボフミル・スメイカルとの二重奏、パールトリオ(ボフミル・スメイカル&ヨハネス・デーゲン)、ミハル・カニュカと伊藤ルミによるSUPER DUOなど、日本とヨーロッパ諸国で共演し高い評価を得ている。
2006年には、チェコの名門パルドビツェ管弦楽団、ボフスラフ・マルチヌ管弦楽団との共演でも好評を博す。 また国内においては、1989年より「リッツ・ミュージック」を主宰し、ミハル・カニュカをはじめフランティシェック・ノボトニー、「パールトリオ」、「ラ・ミューズトリオ(エバルト・ダネル&ルドヴィート・カンタ)」、マウロ・イウラートなどを招聘し各地で活動を続けている。10種類のCDとDVDが国内外でリリースされている。
1991年、神戸市文化奨励賞、1995年、兵庫県芸術文化奨励賞、2002年、ロドニー賞(神戸市民賞)などを受賞。(公財)神戸文化支援基金理事。