政治家というもの

 最近「政治家というものは一体何だろう」と思う。鳩山内閣も菅内閣もひどかった。退いたものが後になって報道などであれこれと発言している姿なども見苦しい。直前の過去の恥をもう忘れてしまったのかと思える。お坊ちゃま教育は受けたが、世渡り教育の場は全くなかったのだろう。役人に対しても同様に思う。

どうしたら、こんな政治が直るのだろう。細かいことを言っても仕方がない。何十年かかるか知らないが「能力ある政治家を育成するために」根本を変えなければならないだろう。  松下政経塾だが、松下幸之助はこんなことまでわかっていて塾をつくったのだろうか。大阪の橋下知事が市長に転換した。大阪府と大阪市を人間の身体に喩えれば、大阪府は身体全体、大阪市は心臓か肝臓かも知れない。そこを変えなければ身体は正常には戻らないという選択は正しいと思う。代わりの知事は彼のロボットのようなものだろう。彼のような若い人があちこちに出てこないと、日本は変わらない。
 ただ長期的には心配がある。今は、病巣が明らかに目につく。そこにアイディアをどんどんとぶつけ推進している。あまりにも地方行政がだらしがなかったからバッサリと正しい大鉈を振るえる。配下は大将の方向について行くだけでよい。しかし、改革も進むと徐々に深い部分に至って行く。その時にはスタッフ力が必要になる。より高度なスタッフが必要になる。そのような点で並行してスタッフ力を高めて欲しい。橋下チルドレン・ガールスなどと馬鹿にされないような人々を集めて欲しい。