新しいこと・規模の大きなこと・難しいことができない「まち」

 蛇足だが、こんな事を書いておこう。
 自宅を地元大工に依頼したときである。設計士は別で設計図面は出来ている。大工も大工なりに必要な図面を書くと思っていたのだが、そんなものは見当たらない。ベニア板2枚に柱の位置図だけ書いたものがある。
《コピー発展の害》
 コピー発展には害も伴っている。昔しはコピーなどはなかったから、覚えようと思ったら必死になって写す。写す内にある程度は頭に入り、その後の知恵となる。実際に実施することにより問題にぶつかり解決するので知恵も増す。
 ところが、コピー社会というものは、ここを安易に通過してしまうものだから、安易な人間をつくりがちになる、と言うことである。人から渡された資料は極力、アンダーラインなど引いて、見直しでは重要部分しか見ないようにするのだが、それをせずに反省することも多い。