地域事

 こんなことなのであるが、地域行事の推進者達にはそんな自覚は薄い。わかっていても遠慮から言わずに黙って出来なくなるまで待っている。その間関係者は極めてつらい思いをしている。民間会社なら、生存がかかっているのでバッサリ切り捨ててしまうだろうが、それが出来ない。ある行事だが我慢比べになっている。相互訪問の習慣があるのだが、相手がギブアップするまでとお互いに根比べをしている場合もある。お釈迦様も神様もわかっているはずだが、中間の理解や決断がないように思っている。あるいは自意識過剰なのだろうか(変えたら何か言われると言う心、だが世間はそこまで考えない)。

 10年ほど前に目にした記事だが、あるお寺は、相互訪問などやめ、その代わりにその行事を賑やかにするために、今年行事が終わった段階で、お坊さんは来年のテーマを発表する。そのテーマに則り、様々な芸術家が1年間の準備する。音楽あり、絵ありなどらしい。最近見たテレビでは名古屋のお寺がある目的で毎週野菜市をやっていた。我が地の神社も神主さんが若返ったら、世情に会わせどんどんと変わってきた。