私は、にわか商人である。なぜなら、48歳までは技術者でサラリーマン、その後自営業に、その中に小売り商売も、という具合だからである。とは言え、古希になりサラリーマンと自営業がほぼ半々となった。商店街活動に参加しはじめたのは、1997年からであるから2011年で14年になるのだが、商店街会長6年、地域の連合会会長6年で12年、生粋の商工業者が居る中である意味ではおかしな話なのだが、これには生粋の商工業者が地域の役職に追われて余裕がなかったという理由もある。そんなことで仕方がなく引き受けている面もある。
都市部の商人達は、こんな環境である。とは言え、私はにわか商人で昔のことは知らないから、本や報道で見たりして「そうだろう」と思うことを記述しているに過ぎない。
分類 | 項目 | 概要 |
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商店街 |
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都市における中小事業者の衰退は当然のことである。大手やチェーン店が商業を蹂躙し、商業者の子弟も高学歴となり(必ずしも優秀とは言えない)家業は継がず、大手に勤め親の足を引っぱる。資源(人・物・金・情報など)が弱い親は知恵も体力も衰えて行くから当然のことである。そんな環境が今の中小事業者である。抜本的な解決策などない。 |
連合会などの 上位団体 |
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私がやったことは主には効率化だろう。流行り言葉の「事業仕分け」である。そんなことしかやらなかったか、と言われても仕方がない。少しは若手もいるとは言うもののわずか、主力は老齢化していて平均年齢70歳超の人々、社会環境的にも年齢的にも効果があるようなものは見当たらない。連合会とは名ばかりでお役所の連絡機関である「連絡会」がほとんどである。「市商連や区商連の略号は変わらない」のだから「連合会ではなく連絡会」に名称変更したらとからかっている。 おかしいことは商業という定義もないのだ。弁護士でも医師でも商店だ、加入してもらうべきで、と言いながら、頭が回る範囲は物販と飲食と一部のサービス程度などである。 商人達は例えば飲食なら、飲食系組合に加入すると同時に商店街にも加入している。前者は機能別団体、後者は地域別団体だからである。 |