省エネ
省エネは結構昔から気にしていることである。お金も勿体ないが、車など最低10年も使う。あまり乗らないから劣化しないこともあるし、車1台の製造に石油1000リットルのエネルギーなどと聞いたこともあるので、私の場合にはそれで1万キロ、5年ほどは走るからである。こんな事を言いながら、ハイブリッドなどは買ったことがない、ガソリンスタンドは年10回以下、エコの効果少ないからである。
- さて、電気系の省エネだが、こんなことはもう2005年から実施してきている。
家の白熱電球は、この頃から切れる度に徐々に蛍光灯球またはLED球に交換を開始し、ほとんど交換を終えてしまっている。
家の夜間で仮に白熱球で8時間200ワットを照明で定常的に利用している場合、蛍光灯球にすれば80%節電できる。かつ電気料金が1キロワット30円とすれば、こんな計算が出来る。
365日×8時間×0.2キロワット×30円×0.8=14016円/年
これは蛍光灯球が10球は買える値段で、かつ蛍光灯球は寿命が長いので、極めて良好な手段である。LEDなら更に低電力・長寿命だ。ただ、蛍光灯球は多少色が違う、暖まるまでの少々発光が悪い、LEDは色の違いなど気になる点はあるのだが、目的に応じて使い分けたり慣れたりすればどうと言うことはない。
- しかし、こんな計算も出来ない人は多いだろう。
-
- ある官民協働の会合に出席していたところ「省エネ」がテーマになった。講師を招いて太陽光発電の勉強をし、何らかの対策にまで結び付けたいという。
- 私は既に上記のようなことをしていたので黙っていた。電気屋で発電効率やコストなど知っていることだから、勉強会にも参加しなかった。そんなことより自分の省エネが先、庶民がちょっとばかり騒いだとて何のアクションも起こらない、と思っていたからである。
- 結構な時間を使ったはずだが、数年後に区役所にデモ用とも思って良い太陽光発電が設置された。「あの人々の家の電球はどうなっているのだろう」と今でも思う。
- 発電には、水力・火力・原子力・太陽光の他にも風力・潮力・地熱・潮位差など様々なものがある。利点もあれば欠点もある。それは単にコストだけではない。何かの流れで電気を起こす場合には、40%程度が電気変換できるようである。何で40%なのかは、理論は別にしてこんな風に考えてみればよい。
- もし、風の力を100%電気変換できたとしよう。風が止まったことになる。そんなことはあり得ないから、ある限度までしか発電が出来ないと言うことである。
- どんな発電にせよ。利点と欠点がある。潮力などは巨大なエネルギーを持っているようである。しかし、もしそれで海流の流れを40%遅くしてしまえば、潮の流れに影響を与え、漁業にも影響を与え、海の状況に諸々の変化を与えることになるだろう。風力では低周波公害も聞いている。風の流れが弱まれば、生活にも影響は出るだろう。太陽光発電を敷き詰めれば、地面は日陰になり暖まらない。要は程度問題(影響が少ない範囲で使える)である。
- こんな風に思える。地球は、自転している。太陽光による空気の暖まり方と冷え方の違いにより偏西風などが起きる。それが海面をこすり海流を生む。相互関連のない自然などはない、と言うことである。