電気業者

 どんな業者も重要だが、電気業者は一番重要な業者と思っている。今の世の中電気が止まったら手も足も出なくなる。であるから、原則として地域で信頼できる業者に依頼し続けている。工事もジェネコンの下請けに原則指名し、その後の保守でもやってもらっている。地域の近場の業者なので、何かあっても都合のつく限り融通して飛んできてくれる。電気系である程度の知識ある私でも、この安心感は金には換えられない大きなものである。
 地元の中小業者なので、ジェネコンからは見積が高いと言われることがあるけれども使い続けている。建物内の電気系、敷地内の電気系などほとんどすべてをやってもらっている。

 こんな話がある。ドイツのある大学の構内にヨボヨボの老人が雇われ歩いていた。ある人が「何でそんな老人を雇っているのか」と聞いたところ「大学構内の上下水・電気などの配管を覚えているのはあの老人だけだ。工事発生時には彼に聞くのが一番、あちこち掘削するより安上がり」と答えが返ってきたと言うことである。
 役所の水道管工事などは苦労している。図面化し配管しようとしても、古いわからない埋設物があったりして、それを乱暴に処理することは出来ないから、そこを避けて現場修正で工事してしまう。この図面化は行われないことも多い。これには仕方がない事情もある。そんなことまでやっていたら、工事は遅々として進まず、コストも増してしまうからである。
 我が家の場合には、ほぼすべて頭に入っている電気屋さんが常に動いている。