驚くべき咳と痰の原因

    経過概要
  1. 今のところの原因と思われるものは三つであり、一つずつ段階的に発見し、咳や痰も治まったように見える。これではいくらお医者さん通いしてもまずわからないだろう。ただ、1日2〜3本のタバコを吸うのをやめたのが症状除去のための原因除去、それでも治らないので次の原因追及という段階的な追求から、全体的な原因発見につながったのは事実である。
  2. 咳や痰がひどいことが多くて、第一原因と思われるタバコをやめてみた、咳や痰が治まるかと思った。ところが、痰や咳は軽くはなったが治まらない。他にも原因ありとの自己結論となった。
  3. 特に事務所に入り数時間すると出始める。事務所入りとそうでないのと何の差があるのか?、しかもある時間経過するととは何なのか?第二原因は私の席の後ろから空調機の風に吹き飛ばされて来る塵埃だったようだ。席の後ろにある飾り棚などの上部の誇りなどを綺麗に除去すると、昼間の咳や痰は治まった。
  4. しかし、それでも時々夜寝てから咳き込んでしまい、咳や痰に悩まされることがある。ちょっと風邪気味にでもなると激しくなる。1ヶ月ほどして数日こんなことが続き医者に行って薬をもらって帰ってきたのだが、以前から出る発作は気になっていた。まだ、原因があると思った。心当たりがあり使っているスポンジ製の枕をやめて暫定的にタオルケットを巻いたものに変えることにした。薬が効いたのか、枕が効いたのか、寝てからの咳と痰は嘘のようになくなってしまった。どうもこれが第三原因だったようだ。
  5. ここまでで言えることは、私の咳と痰の原因は「体質・タバコ・事務所塵埃・睡眠枕」と4つあったようである。
  6. 以上「・・・ようだ」と書いている部分がある。しばらく経過してみないとハッキリ言えないからである。
《事務所環境からの咳と痰》
  1. 父方祖母にはぜん息があった。タバコは20歳頃から50年以上吸い続けている。その影響か軽いとは言われているが肺気腫にもなっている。40代では痰がひどい時期があったのだが、その後は治まっていた。タバコの本数だが、四十代の1箱/1日から徐々に減り続け、2〜3本/1日になっていた。咳や痰は出がちな方だろうが、70代前半では咳と痰が特にひどくなった。この頃丁度血圧降下剤を飲み始めたので、その副作用による空咳かと思ったのだが、痰の方もひどくなり不思議に思っていた。
  2. 咳や痰の変化だがこんな風であった。
    (a) 血圧降下剤を飲み始めたら,口の中に粕が溜まるような感じがしてきて、粕を吐き出すような仕草がはじまる、
    (b) 徐々にそれがひどくなる。
    (c) 今度は口が乾くような感じがしてくる。 (d) 数年後には口の中のぬめりと透明な痰とも言えない透明な分泌物が多くなる、
    (d) それがなくなり、今度は唾液分泌が少なくなるような感じがしてきて、唇上下が張り付くように思えることもある、口腔外科を訪れたが異常なしと言われる、
  3. 74歳半ばで、その咳や痰でタバコはこれ以上吸えないと思いはじめて、一時的にタバコをやめてみた。
    • 当然タバコに影響された直接的な痰は減る。しかし、咳が続き、その結果痰を押し出してくる。原因は除いたと思ったのにまだ咳と痰は継続している。しかも,一時的にはひどくなったようにも感じられる。ひどくなったのは明らかにおかしい。不思議に思い更に考えはじめた。
    • 考えていると、
      (a) 家や外に長く居るときに咳や痰はあまりひどくない、
      (b) ところが事務所に居るときにはひどいことが多い、午前中は軽いのだが,午後になるとひどくなる、
      (c) 午前午後の事務所の環境変化ではなく長く居た影響のようだ、
      (d) 家に帰ると徐々に減って行き、就眠後は出ない、
      のように思う。
    • こんな自己分析をしているとハッと思った。私の机の後ろには空調機の吹き出し口がある。更に机と吹き出し口の間には、200と180センチの飾り棚と書類棚がある。その棚上にはほとんど使わないいろいろなものを放置してある。中には20年放置もある。少なくともその上は埃だらけである。しかも、掃除はした記憶はほとんどない。
    • ひょっとすると、空調機に吹き飛ばされる棚上の塵埃混じりの空気を吸い込み続けることによって、咳と痰が出るのではないかと思った。
  4. 翌日事務所に行き、早速棚上の雑物の撤去と掃除を行った。その日から咳や痰がひどくなることはなくなった。ただ、タバコと長年塵埃を吸い続けてきた結果は残っているようで、少しずつ軽減しているように思う。
  5. 肺気腫のうえに咳や痰がひどいので、3ヶ月前にかかりつけの医師に大手病院を紹介してもらい肺の精密検査を受け、大きな異常はないと言われたが、それでもまだ咳や痰が出続け、妻からは病院行きをしつこく言われ「行く行かないは自己判断するから黙っていろ、しつこく言うな、まだ惚けては居ない」と言っていた矢先のこんなことだった。
  6. 別に記載しているが、
    (a) 歯医者に抗生物質をもらったら胃がよくなった(ピロリ菌除去に影響していたのだろう:後でわかたこと)
    (b) 蕁麻疹原因の自己発見(牛系食品に対するアレルギー)
    に続いて3つ目である。また、タバコが吸いたくなってきたので、買ってみた「やはり痰はすぐに増える」。
《枕も?》
  1. ここ10年程前から、夜中に咳き込むことがあった。寝ていて急に鼻がムズムズしてきて、クシャミが1発出るとその後痰と咳が20〜30分などしばらく止まらなくなってしまうのである。その後は治まり、また寝てしまう。原因は体質かと単純に考えていた。
  2. 女房が数万円の高い枕を買ってきて長年使用しており、この枕の古さによる埃の吸収も気になっていた。スポンジ部は長年何もしていないからである。特に半年ほど前にNHKのテレビで「ダニ対策」を見て、枕が気になり夏の炎天下の車中に置き(ダニは高温でないと死なない)、ダニ殺しを実施したのだが「殺しても死骸は残り埃も残る」は気になっていた。
  3. そこで、今の枕をやめタオルケットを巻いたものに変え様子をみることにした。3日程夜中の咳と痰に悩まされていたが、ピタリとなくなり、夜中に咳一つも出なくなってしまった。ただ、この時は風邪をひき熱を出し咳と痰のひどさから医院を訪れ、薬(抗生物質・咳止め・風邪薬)などをもらっていたから、薬がなくなってからの状況を把握しなければならない。
  4. 睡眠も深くなったような気がする。
四十代後半に蕁麻疹がひどく、医者通いをしたが原因不明で薬で抑えるだけ、自分で原因発見し治癒させたことがある。この時に「病気は惚けたら(自己分析能力がないと)治らない」 と思ったことがあるのだが、また一つ自己分析で原因除去したように思う。肺気腫だが、タバコ原因ばかり言われるが、老化や塵埃原因もあり、後者の方が影響が大きい人も居るはずである。
最終記述整理 2015年10月5日 74.5歳