都会の空気とタバコとどちらが悪い?
- 64歳に前立腺癌になり先生から「タバコをやめなさい」と言われたので「何でですか?免疫力低下防止ですか?」と聞くと、先生は「さあ?」と言っている。結局やめないでその後10年吸い続けている。ただ、本数は減った。原因は痰や咳がひどくて吸えなくなってきたからである。最近は日に2,3本だ。
- 何でやめていないのか。痰は若い頃「タバコを吸うとタールなどが肺に入る。白血球がそれを包み肺の繊毛で体外に押し出す。それが痰だ」と聞いたことがある。白血球は免疫力との関係がある。こんな風に思っているから、先生に聞いたのである。
- 私はピークでも1箱1日程度だった。それが今は徐々に減り2,3本だ。1分で吸い終えるとして、この間20呼吸ほどだろう。数本で100呼吸だろう。人間は1日は20(分当たりの呼吸)X60X24=28800となる。寝ている時間を考えても2万呼吸ほどはするだろう。タバコを吸っている時の呼吸数と比較すれば100倍である。空気が100倍悪くて等価である。だから、普通の呼吸をしている時の方が東京の空では圧倒的に肺の汚れは多いのではないか、などと思ってしまう。北京の空気は想像もつかない。いずれ、中国では空気のひどいところで「クル病」が発生するなどと思っている。
- 最も吸えば、ただでさえ悪い空気での肺の汚しに上塗りをしてしまい更に悪い。だから吸わない方がよいのは当然である。軽度の喫煙者などは気にする必要はないのではなかろうか。
- とは言え最近はタバコを吸う場所が制限されてきた。レストランで吸うところもなくうろうろし、事務所でも家でも吸えず、高速道路の休憩所では端まで行かされ、と言う具合である。綺麗な空気の中でのタバコは実においしい。
- でも、こんな風になると、昔は如何に吸わない人に迷惑をかけていたかと思う。何故なら、最近新幹線などでやむを得ず喫煙車などに乗ると鼻が痛くて出たくなってしまう、喫煙ルームも気持ちが悪い、などからである。