パッド消費の経過
経過を横軸を日数、縦軸を1日の消費枚数で示すとこんな風になる。退院後外来で通院したが、先生からは「PSAは0.01以下」と聞き「パッド消費は?」と聞かれ「この位です」と答えるだけで、ものの数分の外来で2年を経過した。
- 誰でもこんな傾向になるだろう。
- 私の場合は、ほぼ1年で2枚ほどに下がって飽和している。ただし、消費枚数は必ずしも失禁量には比例しない。良くなるに従い、失禁が小量でも交換するようになるからである。
- 300〜600日は横這いだが、少しずつ失禁量は減っている。
- 650日程で急激に減ったのは、運動などをしない平常時のパッド使用をやめたからである。この時期はもう少し早めたことが出来ただろうが、心配なのでこの時期まで使ったと言うことである。
- 2年経過した現在の状況だが、通常時はパッドは必要としない。ゴルフの場合は1〜2枚使用するが、漏れはそれほど多くはない。ただし、コース途中のトイレには必ず寄るようにしている。
- 私が使い続けたパッドは終始100cc程の吸収が限界のものである。また、失禁用の使い捨てパンツはほとんど使用しなかった。
- 約2年間の使用枚数は約2500枚である。
- 以上はマイクロソフト・エクセルで統計してきた結果である。
手術後9年程して73歳位になり、パッドを定常的に使用しはじめた。年齢のせいもあるだろうか下腹に力が入った時など軽く尿漏れを起こすことが増え、パンツを汚し他のものと一緒に洗濯するのも問題と思いはじめたことと、漏れてもと言う心配なく生活する方が良いと考えはじめたからである。
ところが逆に面倒なことも出ている。
- パッドの使い分け・・・長距離歩くような時は骨盤底筋が疲労して尿漏れが大きくなるので200cc(種類1)、通常は80-120cc程度のコンパクトなもの(種類2)と使い分けている。もっとccの小さなものでも良いのだが、見た目の大きさにもあまり差がないし、値段にもあまり差がないので、私はこんな風にしている。使い分けは手術後1年程してからである。ただ、あまり小さなものは脇漏れを起こすので使いものにならない。
- コンパクトなものには、男女兼用のストレートなもの(2C)と男性用の三角形(2M)のものがあり、これも使い分けているので3種類の使い分けとなる。ccはほぼ同じようなものを使っている。
- 男女兼用の2Cの方だが、ストレートな形状なので、脇からの通気がよく蒸れからの痒みなどが置きにくい。ただ、時々脇に漏らしてしまう危険がある。
- 男性専用の三角形の2Mだが、脇に漏れる心配は少ないのだが、性器をすっぽりと全体を覆ってしまうようなことになるので、私の場合蒸れてしまい、痒みを生じてしまう。
- 痒み対策には以前から、必要に応じて水虫やタムシなどに使われる売薬を使っていたのだが、最近はFERZIAと言う皮膚の痒みを抑える液状のローテーションを使っている。これは具合がよい。
- パッドは通常の使用は毎日1枚・入浴時交換、このパッドが良いと定まった段階から、コンパクトなものだけは半年分などまとめ買いしている。外出時や旅行時など忘れると大変だから、いろいろ種類と枚数をカバンにひそませる週間になっている。外国などでの購入は大変だろうから、外国行きの時などは特に気を使う。
面倒だが仕方がない。