データのbackupや冗長構成

    backupについてちょっと話しておきましょう。
  1. パソコンやソフトウェアは一般的な人の利用では、買ってくれば、数十万円程度のものでしょう。ところが、データに金額はつけることはできません。利用者の価値感の問題だからです。それを復元しようとしたら、個人でも何百万円などの人も居るでしょう。
  2. 「ハードディスクが壊れた」という人を何人も見ています。自分は、ソフトウェア開発部門に居たこともあるので、保存していたソースファイルの破壊事故を何回も見ています。他の部署の事故を知っていても、同様な事故を起こした他の部署が多くあることも知っています。
  3. “俺のところは大丈夫”などと対策を打たないのです。それともう一つ、ソフトウェア屋さんにはハードウェアに弱い人が多くて、ハードウェア故障を疑わないのです。バックアップなど正1本・副2本など念入りにつくっておいても、壊れた同じハードウェアに入れて次々と破壊してしまうのです。壊れたら「別のハードウェアで」が鉄則です。
  4. ハードディスク装置は通常の利用では、寿命5年程度の消耗品と思っておけばよいでしょう。私は、ハードディスク故障を経験していますが、後述のような対策をとっているので、1万円ほどで買ってきたハードディスクを自分で交換し、プログラムやデータを書き込んだだけでした。数日はかかりました。今は、デスクトップの基幹パソコン1台に、2台のHDDを入れ、後述のように、プログラムまでバックアップしていますので起動ディスクを切り換えるだけで済みます。
  5. そんなことでデータのバックアップやパソコンの冗長構成が必要です。パソコン故障も恐いです。ですから、古い機械も残しておくことにしています(私の使用範囲では古いものは遅いだけですから)。
    具体的な方法ですが、
  1. 私の対策は、
    ・ 1〜2台のPortable HDDに毎月など定常的にbackup、またはそれを経由し他のPCにbackup、
    ・ それを別の場所に保管(火災などの災害対策:同じ建物に置いては危険) ・ 場合によってはDVDも作成 です。転ばぬ先の杖です。
  2. 経験した人はわかりますが、私の経験は小破壊範囲でしたが、それでも一瞬血の気が引きますね。