チャンネル・リモコン番号など

• テレビ放送領域ではUHF電波帯の内、470〜770MHz電波帯が6MHzの幅を1つのチャンネルとして使われます。この間には50chが存在します。これには番号があり、これを「物理チャンネル」と言います。
  
  
• このようですから、以前のアナログテレビのように1〜12の番号とは行かずに番号も複雑になりますから、「リモコン番号」というものを設けて、テレビの方でこの物理チャンネルとリモコン番号の対応を取るようにしています。私達は、日常この物理チャンネルとテレビチャンネルの対応を意識する必要はありません。
  
  東京（川崎）の場合はこんな風になっているようです。

  地上波 digital 放送局	リモコン 番号	地上波物理ch (周波帯;MHz)	ch表示	記事
  NHK総合	1	27(554-560)	011	アナログ時代のチャンネル順のように物理チャンネルは割り当てられていないが、理由はわからない。 CATVの場合、電波はケーブル内に閉じるから会社毎に勝手に使ってよいのだが、ある程度の統一はしているらしい。 左表で、例えば、NHK総合は、リモコン番号（リモコンボタン）１、物理ch27、ch表示011となっている。 ch表示の011だが、最初の２桁はリモコン番号である。これは放送局に対応しており1〜12なのだが、桁を揃えるために01（一桁のものだけ頭に0を付ける）としているのである。 後の1だが、これは「編制チャンネル番号」というもので、前に、ディジタルテレビ放送の場合は標準放送（HDでない放送）の場合は１放送局（１チャンネル）で３種類の放送を同時に流せることを話した。１放送局の中のどの放送を見るかが、この番号で「編制チャンネル番号」という。通常は１なのだが、複数の放送が行われている場合は、2,3などとなる。 この最後の番号操作は、機種によって異なるらしいが、例えば「同じリモコン番号を２回押す」などがあるらしい。 更に、この011の後に「-2」などが付いて「011-2」もあるらしい。大阪と神戸など近接で同じリモコン番号なのだが、放送局は異なりどちらでも視聴できるようになっているということである。アナログテレビの場合は、このようなことは出来なかったが、地上波ディジタル放送の場合、リモコン番号が物理ch番号に直接対応していないので、大阪と神戸のNHKの物理chが異なれば出来ることなのである。
  NHK教育	2	26(548-554)	021
  神奈川TV	3	18(500-506)	031
  日本TV	4	25(542-548)	041
  	5
  TBS	6	22(524-530)	061
  	7
  フジTV	8	21(518-524)	081
  東京MX	9	20(512-518)	091
  TV朝日	10	24(536-542)	051
  	11
  TV東京	12	23(530-536)	071

  
  
• 《衛星ディジタル放送》　　　大体こんなことだろう。

  衛星 digital 放送局	選局 番号	BS ch	CATV ch (周波帯;MHz)	記事
  NHKディジタル総合	1	BS15	101(992-998)	合っているかは、わからない点もあるのだが。 BS1〜15 11.7〜12.2GHz帯
  NHKディジタル教育	2	BS15	102(998-1004)
  NHKディジタルHV		BS15	103(1004-1010)
  BS日テレ	4	BS13	141-143(1010-1016)
  BS朝日	5	BS1	151-153(1298-1316)
  BS-i	6	BS3	161-163(1358-1376)
  BSジャパン	7	BS1	171-173(1418-1436)
  BSフジ	8	BS13	181-183(1478-1496)
  ディジタルWOWOW	9	BS3	191-193(1538-1556)