iTunesとiPod(2)

    これらソフトウェア(iTunesを例としている)の使い方だが、細かい点は所詮使いながら覚えて行くことになるのだろう。しかし、こんな記述を読んでおけば、回り道は少なくなるだろう。

    1. 予めこんなことは頭においた方が良いだろう。
    2. CD取り込みでは、どんな取り込み(サンプリングレート、ステレオ/モノラルなど)を行うのか指定できる。
      後で、諸々の用途がある場合は、オリジナルのまま(aiff)で「正規の取り込み方法で」取り込んだ方が良いだろう。
    3. 取り込んだ曲はライブラリのミュージックフォルダに自動的に格納され一覧で表示される。
      取り込まれた場所を確認し直ちにプレイリストを作成しよう。
    4. ところが、CD中の情報は随分といい加減なものである。CD名称が一般的だったり、曲名もトラックXXなどだったり、作曲者がなかったり、ジャンルがなかったり、などである。
      取り込んだら直ちに情報追加や修正を行う。プレイリスト単位で一括して行える。(これを後でやろうとする、自分のミュージックフォルダは勿論ぐちゃぐちゃになり、どこに何があるかわからなくなる。いいか頑なまま、コピーや変換をしてしまうと、それらも全部直さなければならなくなる)。
    5. このミュージックフォルダやプレイリストで複数の曲を指定してプレイリストを機械的に作成・編集・修正することが出来る。「ファイル→情報を見る」で一番楽に修正できる(後で気付いて随分と損をした)
    6. また、このプレイリストを指定してaiff→aacのファイル変換を一括して行うことが出来る。オリジナルなものはそのまま残し、変換されたものもミュージックフォルダに存在するようになる(ファイルの種類を表示すると区別できるようになる)。
    7. ただし、ミュージックフォルダにはaiff,aacなど異なるファイル種別のものはあまり置かない方がよいだろう。曲が増え、混乱の元になる。
    8. iPodなどへの転送(同期)の場合は、aiffよりaacにファイルを圧縮して同期する機能があるからである。ただ、圧縮して収める分時間は多少余計にかかるだろう。
    9. プレイリストはミュージックフォルダの複数の曲を演奏用に一括りしたリストである。プレイリストはプレイリストフォルダーで分類整理できる。
    10. 例えば、こんな整理方法はどうだろう。一つは作曲者別の整理、もう一つはOrchestra、Strings、Pianoなどのジャンル別整理である。こんな風にしておくと、iPodなどの取り込みはどちらにでもできる。
    11. ミュージックフォルダの曲の整理において、ジャンルへの記入をClassical-pianoなどとしておくと、Classicも細分されiPodに転送して聞くときは便利かも知れない。
    12. ちょっと不便を感じている点は、私は「何の曲を誰が演奏したものというレベルにはない」、だから一覧で「ジャンル、アルバム、曲名、作曲者、種類」を多用する。ところが、プレイリスト中では、アルバムなど個別に指定しないと駄目で、一括して指定できる方法がなさそうである。これは(私は)ちょっと不便である。
    13.  こんな頭を持たずに、説明本も見ずに無手勝流でやってしまったので、随分無駄な労力を費やした。上記は結構重要なことと思っている。

  1. CDを大量にPCに取り込んだり複製したりの場合だが、取り込みなど同じ処理をどんどんこなした方がよさそうだ。一つ取り込み、その複製を作成などは少枚数の時だけにした方がよさそうだ。机上も頭も混乱する。

  2. プレイリストやそのそのフォルダーなどの構成は取り込みながら思考錯誤もできるが、勝手がつかめたら分類整理方法をじっくり考え、分類整理に二度手間が発生しないようにした方がよさそうだ。・・・・フォルダーの構成図(例)
    更に取り込んだ情報に追加や修正を加えたい場合には、ここできちっとやる必要がある。圧縮ファイルなどつくってからやろうとすると複数個所を直さなければならなくなる。

  3. 取り込みは、CD内容をプレイリストにドラッグペーストするような安直な方法もあるが、アプリケーションの指定通りにオーソドックスに「読み込み」をやった方がCD情報の欠落がなく、よさそうだ。

  4. HDDに余裕があるならば、aiffで取り込み非圧縮のものを残した方がよいだろう。
    aiff,aacを両方ミュージックフォルダに残すことはお勧めしないが、どうしても残したい場合は、まず大元のフォルダーでaiffとMpegに分けた方がいろいろな面で後々便利だろう。 注:圧縮したものをCDに書き込んでみたら(Mpegで書き込まれるのかを試してみた)aiffに逆変換されてしまった。しかし、音の劣化は確実にしているはずである。

  5. ちょっと大変だが、こんな風にしたファイルを、別のポータブルHDDなどにプレイリストと同様にフォルダーを作成して収めておけば、他のPCへの移植などにも便利である。
    なぜなら、他のPCへの移植において、ソフトウェアの版数の違い、MacとWindowsの違い、などによってアプリケーション同士では取り込めないことがあるからである。

  6. 最初の使用では「あれ!」と言うことがある。こんなことがあった。
    「昔の音楽CDなどはCD名称が「音楽CD」などと固有名詞がないものがある。その表示が出た後に「パッ!と名称表示が変わり」、「これですか」と聞いてくる。インターネットで問い合わせて照合しているようである。指定してOKすると入れたCDの一部が書き直されるような気もする。良くは調べていないが、こんなことがある。その結果、入れたCDにどんな影響があるのかはわからない。コピー制限などが自動的に追加されることはないと思ってはいるがどうだろう。」
PC,HDD,音響装置接続図 音響装置との接続の一例である。