利息と返済額

「先憂後楽」「先楽後憂」というものがある。最初は苦しいが我慢して後を楽にしようと言うのが前者であり、考えが浅く安直に楽をして、後苦しくなって憂鬱になるのが後者である。
一般的な人は仕事も何事も後者に陥りやすい。元金均等返済は前者、元利均等返済は後者と言えるのだろう。元利均等返済の場合、返済期間が経過して、金利が高くなればなるほど、賃借者は憂鬱になり、銀行はほくほくする。
下記は、右のpdfやExcel計算表をダウンロードして、
パラメータを変更して計算してみて下さい。
元利均等返済および元本均等返済における月返済額と全返済額
元利均等返済における元本返済状況
返済額の計算方法(式など)(.pdf)
(元利均等返済と元本均等返済)
返済額の計算式(Excel計算表)
(元利均等返済と元本均等返済)
《参考コメント》
  • この計算時は7%位で借りた記憶がある。元本均等返済でとにかく先を楽にしようと考えた。建築後しばらくして、一時だが8〜9%時代があった(バブルで)。これでは収益なしと思っていたら、あっという間のバブル崩壊で金利がどんどん下がって2%以下になって、救われた。
  • ある銀行担当者に、元利均等返済の場合、金利が変わったらどう「返済金額を引き直すのか」と質問したことがある。後で考えれば直ちにわかることで馬鹿な質問をしたものだと思う。答えは「貸付残高と残り期間で引き直す」と言うことだからだ。ところが、銀行の担当者はわからず、しばらくして「本店に問い合わせたがわからなかった」と返事してきた。恐らく、恥ずかしくて人に聞けなかったのだろう。

 1980年頃、必要が生じて本屋で数表でも買おうかと探しにいったがない。それでは数式はと思ったが、これも本屋では発見できなかった。そこで諦めて自分で考えることにした。会社で仕事をさぼりながら、何となく漸化式を書いていると、これで解けることがわかった。1〜2日ほどだった。しかし、式が解ってみると中途半端なところまでしか気付かず、それでは電卓などではとうてい計算できないことがわかった。そこでまた仕方なく、パソコンベーシックを勉強し、計算したものを残してある。これで1週間ほどだった。プログラム専門の部下ばかりだから、頼めばあっという間だろうが、まあこんなものを頼むことはできなかった。私が書いたプログラムはこれが最初で最後である。
 何となく捨てきれず紙で保存しておいたのだが、30年も経過して今はパソコンメモリー上に保存した方が簡便だし、誰かが見ると思ったからである。紙は大方捨てた。
 当時は、エクセルの前身のマルチプランという表計算ソフトがあったが、パソコンの処理能力も低く(今はCPU speed ギガ時代だが当時は40メガ時代、メモリーも今と昔は雲泥の差、表計算ソフトも幼稚)という具合で、これを表計算で処理することはできなかった。今は、表計算で十分に対処できる。