インターネットは多くの人が使っている。主な用途は、ホームページを見る、電子メールをやりとりする、などだろう。もし、加えて「ネットワークの概要」「インターネットの特性」などを知っておくとより利用が容易になるように思われる。これも私は、専門ではない。しかし、こんな風に類推している。これも皆が知っている道路網との比較で記述してみよう。
道路とは「車のtraffic」である。通信は「情報のtraffic」である。だから、概念的には全く同じである。道路網は見える。通信網は見えない。だから、複雑なものと見なされ理解されないだけである。
項番 |
通信網 |
道路網 |
構成要素 |
まあ、インターネットを例にしよう。
- 通信網の構成要素には、伝送路とサーバ(電話などの場合には交換局)がある。
- 伝送路には、様々な速度の伝送路がある。高速伝送路・中速・低速・・・加入者線(家から交換局)などがある。
- こんなことを考えると伝送路=道路、サーバ=交差点である。
- 道路をイメージすれば、通信網もわかる。
- 通信網の伝送路には、衛星・海底・地表無線・地表(埋設を含む)有線などがある。
- 流れるものが違うだけで何も変わらない。違いを見つける方が難しい。鉄道網も同じである。
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- 道路網の構成要素には、道路と交差点(高速道路のインターチェンジなどを含む)がある。
- 道路には、高速道路・国道・県道・・・私道がある。
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- 道路網にも空路・水路・地表(トンネルを含む)がある。
ただ、こちらは電波では飛ばないから無線相当はない。
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論理的と物理的 |
- 通信網では物理的に伝送路はある点を経由しているが、その点を通過して別のところに向かってしまう場合がある。物理的にはある点は通っているのだが、論理的にはその点は存在していない。こんな事で必ずしも論理網=物理網ではない。細いものだからどうでもできる。
- 例であるが、東京と名古屋、名古屋と大阪間に線路があるとする。名古屋で線路を結んでしまえば、論理的には東京と大阪間の線路になってしまう、ということである。
- こんな事で、通信の線路というものは一般の人にはわかりにくい。しかし、道路と同じなのである。
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- 道路網では、そんなことはまずない。社会のインフラとして重いものだから、道路が交差する点にはほとんど交差点ができる。即ち論理網=物理網である。
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構成要素を細かく考えてみる |
- 伝送路がある。
- サーバがある(交換局=中継点)。
- 動いていない端末がある。
- 動いている端末がある(通信網を利用して情報を授受している)。
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- 道路がある。
- 交差点やインターチェンジがある。
- 動いていない車が車庫にある。
- 動いている車がある(道路網を利用して物や人を運搬している)。
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