退院後日記

05年12月
《12月はじめ各種状況》  術後ほぼ2ヶ月である(+58〜89)。
  • 《漏れ》 漏れは少なくなってきた。また、尿をこらえるときの痛みもほぼなくなった。
    ゆっくり歩いていれば、尿漏れはすくなくなったが、歩き続けるとまだ駄目だ。
    膀胱に溜められる尿は昼間は少ない。漏れてしまうので意識的にトイレに通う。多い時で200cc位だろう。
    前立腺なくなり、抵抗が減ったため尿の勢いはすごい、昔はこんなだったのかと思う。
    今後のことは底筋訓練にもよるのだろうが、わからない。後、2ヶ月もすれば70%回復にでもなるのだろうか。焦っても仕方がない。
  • 《底筋訓練》 症状は同じ、底筋訓練をさぼりがち(パタパタしていて忘れるのも原因)、底筋訓練やっても重苦しさは減、少し努力しなければ。
  • 《痛み》 排尿などでの痛みはほぼなくなった。立ち上がる→漏れそうになる→こらえる、この時の痛さもほぼなくなった。
    亀頭のただれもよくなってきた。このただれからの痛みはちょっと苦痛である。漏れが少なくなった結果、自然によくなったのだろう。
  • 《パッド》 使用枚数は変わらない。その日の動きでの変化大。でも、吸収している尿量は減っている。汚れたパッドをしているのが徐々に気持ち悪くなってきた精神的なところであろう。
  • 《臀部の腫れ》 少し、治まってきたような気がする。以前は、パッドの厚みで臀部に圧迫感や痛みがあったが、それもなくなった。慣れたと言うこともあるだろう。
  • 《歩行》 1キロくらい歩行していると出てくる患部の重苦しさはほぼなくなった。まだ、もたもた歩きである(他人は感じていないかも知れない)。全体に足の力は落ちているが、足の付け根の力が特に落ちているのが不思議だ。そろそろこちらも訓練開始である。
  • 《声量》 完全に張りのある声に戻ったのが自分でもわかる。
  • 《ゴルフ》 クラブも100%で振れるようになったが、持久力には疑問がある。1ラウンドもカート利用で何とかかな、という感じ、でも途中で重苦しさは来るだろう。
  • 《酒・タバコ》 酒量は日本酒150cc位になった。それ以上はセーブしている。このままセーブが続けられるとよいのだが。1mgものを日に数本は吸っている。
  • 《術前・術後を比較して》 事務仕事上での支障はない。動き仕事は息子がカバーしてくれている。外食も多い。
    糸は少々残っているが、大分隠れてきた。長くひょろひょろ出ていた糸は1ヶ月ほど前に自分で切ってしまっている。外出時のパッド交換は特に面倒だが問題はない。足のだるさは少々ある。ホルモンの影響は消えてきたように思われるが少々残っているのを感じる(時々急に体温が上がるような気分になる)。ホルモンのおかげか薄くなった頭が少し復活(毛が増え黒く;ホルモン使用後約5ヶ月;使用期間は9月末までの3ヶ月)したように思える。半面、腕に力が入らないような気もしている。

この月は最繁忙時期の時期である。何もかも多忙な月で底筋訓練を忘れてしまうことがしばしばである。
  • 12/1(木) 今日は調子がよい。多少歩いても漏れは少ない。
  • 12/2(金) 外来(術後2回目;前回は10/28)
    午前:外来し「パッド使用枚数は10枚程度だが、吸収量は少なくなっているので漏れは減っているが、歩くと駄目」と先生にお話しする。先生からは「薬を処方しますか」と言われたのだが「自営業で遠出もなく格別には不自由していないので、もう少し自然のまま様子を見たい」とお答えし薬はもらってこなかった。薬をお断りした理由には「これを飲むと少し頭も身体も緩慢になる」と入院中に先生から聞いたのを記憶していたからである。とにかく底筋訓練をやることである。
    午後:子犬の散歩に出たら、今日は結構早足である。こちらも訓練と思い、ついていったら30分の散歩で結構足に来た。夜は忘年会だった。
  • 12/3(土) ただ、底筋訓練やっているだけでは面白くないし、やるのを忘れてしまう。また、立ったり歩いたりしている時の漏れが多いので、この姿勢での訓練が必要ではないかと思う。底筋訓練はいろいろの姿勢でのやり方が書いてあるが、いろいろな姿勢でやったらどうかと以前から思っている。ゴルフの練習で、アドレス状態でこれをやりながら打つのはどうかと思い始める。以前からトライしようかと思っていたのだが、重苦しさが少々残っていたりということで本格的には出来なかったが、何をやっても(65歳の範囲で)ほぼ大丈夫そうになってきた。ゴルフも数年前までは、ゴルフ場で間歇的ジョッギングは出来た。そこまで復活したいものだ。
  • 12/4(日) 建物の電球切れがいくつかあったので、階段や脚立の上下、膝と股関節ガクガク、今まで小股で歩いているので股関節が固まっている。
  • 12/5 特記事項なし
  • 12/6 特記事項なし
  • 12/7(水) 静かに歩くならば、少々尿が膀胱に残る傾向が見られるようになった、尿をこらえようとするときの痛み(重苦しさ)もほぼなくなってきた、でも事務所で立ったり座ったり忙しく動いていると駄目だ、
  • 12/8(木) 臍下の右腹位置に術前より違和感ありとどこかに書いたが、そこがチクリとすることがある。今まではなかった現象が出てきた。何だろう?
  • 12/9(金) 夜地域会合の後、飲み会、合計5時間
  • 12/10(土) 大学時代の部活の同級生告別式へ、3キロ以上は歩いただろう。その後夜まで仕事、底筋訓練考え実行する余裕なし。
  • 12/11(日) 動けば漏れの方が多い状況、
  • 12/12(月) 会合に忘れて駆けつけのために術後はじめて自転車を利用、サドルには右臀部を乗せ患部を圧迫しないように乗った。術後はじめての自転車利用による臀部振動である。帰ってきてトイレに行くと、尿道から何か白いものがポロッと出たような気がした。便器に最初からあったものかどうかは明確にわからない、よく観ればよかったのだが何かパンツにでも付いていたゴミが落ちたかなと言う程度で機械的に流してしまった。でもその後から失禁状況は少々変わったような気がする。ひょっとすると、尿道から術後のかさぶた等の剥離があったのかも知れない。かさぶたが、完全に尿道を絞めるのを妨げ失禁を招いていたのかも知れない。この頃、縫った糸(腹部で外部から見える部分)はほぼ消えかけており患部内部の見えない縫合部分も同様に溶けかけていたのかも知れない。それが自転車利用の振動でとれたのかも知れない。しかし、本当のところはわからない、
  • 12/13(火)  術後車には1回しか乗っていない(10/17)、車のバッテリーあがりのために連結してエンジンをかけ1時間ほどドライブ、特に異常なし、風呂に入って、湯船の外で足の屈伸運動を開始した(股を開いてしゃがみ込むと同時に底筋訓練をやり立ち上がる)、股を開いた状態は多分一番漏れやすい状態で、その状態での訓練は一番効果あるかも知れない、やや固くなった股関節や足首の柔軟性回復にも良いかも知れない、冬場で寒いが風呂場ならいくら漏れようとも煩わしさがない、
    親戚で葬儀発生、夜は通夜に、パッド利用枚数は7枚?だった。今まで最少か?
  • 12/14(水)  午前中2kmほど歩いたが、ほとんど尿漏れなし、はじめての珍しいことである、 パッド交換も午前中は朝起きたときと途中の2回だった(午後は別)。
  • 12/15(木)  今日も尿漏れは少ない、午前中のパッド交換は朝起きたときだけだった、失禁には個人差があると医師から聞いている、失禁の程度は筋肉の強さ、摘出の程度(全摘出といっても微妙な差は出て当然である)、その結果の縫合の位置や状況など総合的なものから来るのだと思うが、私の場合は極めて筋肉部分に近かったのではなかろうか。ホルモン使用からの癒着はがしの影響か?底筋訓練やると、退院後間もなくはかなりの重苦しさを伴ったが、こんなものも縫合位置と関係しているのかも知れない、などなどと勝手に思う。でも、過去には逆戻りもあり錯覚かもしれない。
  • 12/16(金) 今日はちょっと逆戻り、正月はすぐそこだ、正月明けのゴルフは可能かな?もう少し観察しないと数日前からの記述はわからない。 
  • 12/17(土) 寝る前に水分を取らなかったせいか、珍しく夜尿は1回だけ、
  • 12/18(日)
  • 12/19(月)
  • 12/20(火) 夜沢山水分を取って、夜のトイレは忙しい、
  • 12/21(水) 歩き続けると駄目、しかし、静かにしていて立ち上がったとき「軽くこらえるだけで漏れない」、少し状況好転か?
  • 12/22(木) 歩き続けなければ「軽くこらえるだけで漏れない」は続いている、親戚で葬儀発生、通夜、
  • 12/23(金) 告別式・葬祭場の場所が暖かかく、かつ動きが少ないので、漏れも少なく今まで最高に尿が溜まり排尿できた(漢字で300cc以上)。やはり、暖かさの影響は多分にあるようだ。
  • 12/24(土) 仕事で動きが激しく、漏れ多かった、動きの状況にもよるが、好くなったり戻ったりと繰り返しながら徐々に良くなる感じが強くなった、
  • 12/25(日)
  • 12/26(月)
  • 12/27(火) 息子と一緒に家回りの掃除、運動神経が鈍くなっているのを感じる、これも術後の諸々のセーブが原因だろう、
  • 12/28(水)
  • 12/29(木) ここ数日睡眠中に「パッドがほとんど濡れない状態がある」となってきた。午前中のパッド使用は2枚程度、吸尿している量も少ない、1日の使用量は6〜7枚程度となってきた、
  • 12/30(金)
  • 12/31(土)

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